私見 ウクライナ侵攻の理由

ウクライナ侵攻

どこの国も、自国が受ける安全保障上の脅威に対しては敏感ですが、他国のそれに対しては鈍感です。
小国・弱国は自国の安全が脅かされても、なすすべもなく手をこまねいているしかありませんが、大国・強国はそれに対処しようとします。
時に過剰なまでに。

アメリカはキューバ危機では狼狽し、9・11テロでは過敏になって、アフガン戦争、イラク戦争へと突き進みました。
昨年10月7日ハマスの攻撃を受けたイスラエルは、掃討戦を展開しています。
大国・強国は、国際法や国連決議よりも、自国の安全保障を優先します。

アメリカを中心とするNATO諸国は、その東方拡大(最悪米軍がウクライナに駐留)によって、あるいは、米国他のてこ入れによってウクライナ自身が軍事強化されることによって、ロシアが受けるであろう脅威に対して鈍感だったのではないでしょうか。

だから、現在ウクライナでこのような事態が起こっているのだと思います。

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【折々の名言】
「ウクライナは同じ元ソ連でありロシアと国境を接している。そんなウクライナがNATOに加盟しようとしたらプーチンからしたらおもしろくないに決まっている。それどころかウクライナに米軍の基地でも出来たらたまったもんではない。
その前にたたいていまえ~が今回の侵攻。

いい悪いは別にして、プーチンなりの理由があります」
(2024年2月26日のヤフーコメント欄における某氏の主張)(2024・3・1)

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