ロシア政治を専門とする中村逸郎筑波大学名誉教授は、5月13日にテレビに出演し、そこで、「『ロシア軍はあと2、3カ月しかもたない』と大胆予想した」そうです(1)。
5月13日から三カ月経ちました。しかし、ウクライナ情勢は相変わらず、ロシア優勢で推移しています。中村氏の「大胆予想」は、大外れでした。
作家で、元外務省主任分析官の佐藤優氏は、書いています(2)。
「ウクライナ戦争に関する日本の報道は、『政治的、道義的に正しいウクライナが勝利しなければならない』という価値観に基づいてなされている。
このことが総合的分析の障害になっている」
佐藤氏が言うように、「『政治的、道義的に正しいウクライナが勝利しなければならない』という価値観に基づいてなされている」から、中村氏は判断を誤ったのだと思います。
(1)https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2022/05/13/kiji/20220513s00041000427000c.html
(2)https://www.tokyo-sports.co.jp/social/4296977/