戦争と核兵器と人類の滅亡

有史以前から人類はずっと戦争を続けてきました。

しかし、人類は滅亡していません。

世界終末時計というのがあって、ウィキペディアによれば、それは「核戦争などによる人類の絶滅を『午前0時』になぞらえ、その終末までの残り時間を【0時まであと何分(秒)】という形で象徴的に示す(中略)時計」のことです。
しかし、核戦争によって人類が絶滅するようなことがありうるでしょうか。

将来どこかの国で核兵器が使用されるかもしれません。けれども、たとえ使用されたとしても、その後戦争も核兵器もなくなることはないでしょう。すなわち、核兵器の実際の使用によって人類が全滅することはないでしょう。

その証拠に、これまで人類は絶え間なく戦争をしてきましたし、核兵器も使用されましたが、世界の人口は増加し続けています。

世界の人口の増加が止まった時までが人類の歴史の上り坂(前半)で、それ以降が下り坂(後半)かもしれません。

戦争や核兵器によっては、人類は滅亡しません。
滅亡するとしたら、それら以外の原因によってだろうと思います。

何が原因で人類が滅亡するかは分かりませんが、絶滅した時、終末時計の針は、きっと午前0時を指していないでしょう。

なぜならば、私たちは、自らの絶滅を予知できないだろうからです。