1.負けている国、勝っている国
新型コロナウィルス感染症による感染者及び死亡者は地球全体に拡がり、いまや世界大戦の様相を呈しています。
さて、現時点でこの戦争に負けている国、勝っている国はどこでしょうか。
感染者数と死亡者数の、とりわけ後者が多い国は負けている国であり、それが少ない国は勝っている国です。
4月12日付の、worldometers.info/coronavirus/の死亡者数の多い順から並べるなら、
アメリカ 20577人
イタリア 19468人
スペイン 16606人
フランス 13832人
イギリス 9875人
イラン 4357人
ベルギー 3346人
支那 3339人
ドイツ 2871人
オランダ 2643人
・・・・
韓国 214人
日本 108人
となっています。
もっとも、人口が多い国もあれば、少ない国もありますから、単純にその数を比較しても意味はありません。各々の国の、総人口に占める死亡者数の割合で、負けている国と勝っている国を判定すべきでしょう。人口比で死亡率が高い国が負けている国で、低い国が勝っている国です。因みに、worldometersーには、人口百万人当たりの死亡者数も表示されています。なので、それで各国の死亡率が判断できます。
先のリストを、負けている国の順番で並べるなら、
スペイン 355人
イタリア 322人
ベルギー 289人
フランス 212人
オランダ 154人
イギリス 145人
アメリカ 62人
イラン 52人
ドイツ 34人
支那 2人
・・・・
韓国 4
日本 0.9人
です。
このリストの中で一番勝っている国は日本、二番目は支那、三番目は韓国ということになります。
2.勝っている、ということになっている国
支那は、新型コロナウィルス感染症の発生源でありながら、そして初期には爆発的に感染者と死亡者が増加した国でありながら、その後抑え込みに成功したということで、百万人当たりの死亡者数は、たったの二人です。韓国よりも少ない。
もしこの数字が信頼できるのなら、同国は明らかに勝っている国に相当します。しかし、前回の投稿文「全体主義国の対ウィルス戦争」にも書きましたが、全体主義国や独裁主義国の数字は額面通りには受け取れません。数字を誤魔化している可能性が高い。
だから支那は、対ウィルス戦に勝っている国、ではなく、勝っているということになっている国に分類すべきでしょう。
北朝鮮もそうですが、支那政府公表の数字を疑う根拠は何かそれを示せ、と言われたら、冷戦時代私たち自由主義国の人間は、共産主義国の政治宣伝に散々騙されてきた、と答えれば良いでしょう。
3.煽動家
通常の戦争では、弱かった国は弱かったがゆえに負け、強かった国は強かったがゆえに勝ちます。だから、戦争の勝敗と善悪とは無関係です。ところが、対ウィルス戦争に関しては、戦争の勝敗と善悪は一致します。勝った国の政府は善い政府であり、負けた国の政府は悪い政府です。
また、通常の戦争では戦死者が少ないからといって、勝っていることの証明にはなりません。が、対ウィルス戦争では「戦死者」が少ないのは明らかに勝っている証拠です。というか、この戦争では、戦死者=死亡者の数こそが勝敗の指標です。そして、死亡者数及び死亡率の両面から見ても、現時点の日本は対ウィルス戦に勝っている国であるのは明白です。
ところが、マスメディアやネットを見て気づくのは、負けている国のリーダーやその戦い方を称揚する一方、わが国の指導者や政府を不当にあるいは過剰に批判する、のたぐいの言説が飛び交っていることです。
完璧な政府などありません。政府に100%近くの対応を求めても仕方がありません。他国と比較して日本の死亡率が低いのなら、それなりに安倍首相及び日本国政府を評価すべきです。
他国よりも死亡率はずっと低いのです。安倍首相を批判する人たちの判断力を疑わざるをえません。
彼らは、冷戦時代に自由主義国の小さなマイナス面は散々批判する癖に、共産国のそれには目をつぶり、その体制を称賛した人たちと同じです。
反日であったり、安倍嫌いだったりで、その意識で凝り固まっているから、現実が見えなくなっているのだろうと思います。
【参考記事です】
http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-1743.html
追加です(2020・5・3)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200502-00625938-shincho-soci&p=1