下記は、右派ブロガーの、よもぎねこさんのブログ文「反体制で護憲? パヨク脳」に寄せた私のコメントです。
「憲法と言うのは、単なる法律ではなく、国家の構造、構成、組織、欽定の在り方を定めた物なのです」「民主主義国家での憲法って、国家体制そのものなんですよ」
だから、本来なら体制派が護憲派で、反体制派が改憲派であって当然です。しかし、ややこしいのは、現行憲法は戦後占領軍によって日本に押し付けられたものだということです。
ですから、日本国憲法は体制派(右派)にとっては占領憲法であり、反体制派(左派)にとってはブルジョア憲法ということで、両者にとって改憲すべきもののはずです。
ところが、体制派も反体制派も政治的存在ですから、現行より良い(自派にとって)憲法になるなら改憲を主張しますが、悪い憲法になるのなら護憲を主張します。
そして、現在の占領憲法には「戦争の放棄」の条項があって、日本を戦争のできる国にしない=その弱体化を目指す左派にとって好都合なのです。体制派が目指す新憲法よりも現行のほうが増しなのです。
なので、戦後の日本では、体制派が改憲派で、反体制派が護憲派という具合にねじれているのだと思います。