支那は尖閣諸島のみならず、沖縄をも自国の領土だと考えているらしい。
さて、将来沖縄が支那領になったとしたらどうでしょうか。中国人民解放軍(実際は、支那周辺人民侵略軍ですが)は、沖縄に駐留しないでしょうか。
当然するでしょう。
対米、対日、対台のために、米軍や自衛隊の基地をそのまま利用するでしょう。いいえ、基地をさらに拡張すると考えた方が良いでしょう。沖縄が支那領になれば、軍事基地は増えることはあっても、減ることはないでしょう。
戦後沖縄駐留米軍による犯罪は少なくなかったでしょうが、では、はたして支那軍は米軍よりも紳士的でしょうか?
沖縄が支那領になれば、有数なリゾート地として大陸で注目され、支那人が押し寄せて来るでしょう。そして、そう遠くないうちに人口侵略によって、「土人」は駆逐されることになるでしょう。
全国にある米軍基地の70%が集中していると沖縄の人たちは怒りますが、沖縄の土地の70%以上は支那人の手に渡ると考えた方がいいのではないでしょうか。
沖縄はいったい、返還前の米国の施政に戻りたいのでしょうか、日本国に留まりたいのでしょうか、それとも、支那領になりたいのでしょうか。あるいは、独立したいのでしょうか。
独立するとして、米支日台に挟まれた、しかも広大な海域を有する沖縄が、独立を保つことは可能でしょうか。広域の制空権を維持する空軍、強力な海軍力や沿岸警備隊、数多くの島嶼を守る陸軍もしくは海兵隊が必要でしょう。核武装をして、日台支の緩衝地帯になってくれるのなら大歓迎ですが。
経済的に、国民(県民)意識的に、その重圧に耐えうるのでしょうか。
一旦独立したとしても、支那が狙っている以上、何れ吸収されてしまうかもしれません。
北東アジアの状況を考えるなら、どちらに転んでも、沖縄の基地を劇的に減らすのは不可能だろうと思います。沖縄にとって可能な選択肢は、自衛隊を含めた外部の軍隊を駐留させるかさせないかではなく、どこの国の軍隊を駐留させるかだけではないでしょうか。
日米軍か、支那軍か。
沖縄はその何れかを、本気で選択しなければなりません。そして、選択したのなら、それなりの忍苦は必要でしょう。
辺野古埋め立ての是非を問う県民投票が、今月24日実施されるそうですが、敢えて言いますが、ダダをこねているようにしか見えないのです。あるいは、それは知恵者による県民のガス抜き作戦なのでしょうか。
不本意でしょうが、軍事基地の存在は、沖縄の運命だろうと思います。
【追記】
『八重山日報』編集長 仲新城誠氏は書いています。
”呉屋等市議は「辺野古移設に『賛成』と言えば『宜野湾市だけがそれでいいのか』と言われ、『反対』と言えば、普天間飛行場の固定化につながる。葛藤の中で市民は苦悩している」と述べ、県民投票でこれ以上、宜野湾市民に「踏み絵」を踏ませるべきではないとする。(中略)玉城県政には辺野古移設を阻止したあと、どのように普天間飛行場の撤去・返還を実現するのかという青写真が全くない。”(『WiLL』2019年3月号、266頁)