地方衰退の第一の原因

近代よりも前、時代区分でいえば江戸時代以前、産業の中心は農業でした。
農業で人を養うには、ある一定の広さの土地が必要です。だから、人々は各地に散らばって暮らしていました。
今でも田舎へ行くと、こんな山間部にも、こんな山奥や高地にも人間が住んでいるのか(住んでいたのか)と驚かされることがありますが、それは人が奥地へ奥地へと田畑を開墾して行った結果でしょう。

ところが、近代が始まり、産業構造が変化しました。第一次産業から、第二次・第三次産業へその主流が移行しました。それに伴い、人口も地方の農村部から都市部へ、さらに地方から大都市圏へと流出し続け、現在でも尚それは止まず、地方の各地では過疎化が進行しています。

人口が減少すれば、産業も消費も沈滞するのは当然です。
産業構造の変化、それが今日いわれるところの、地方衰退の第一の原因でしょう。

田舎に住んでいても、夫婦で生活ができ、子供に高等教育を施すことができるような、多くの人にそのような選択を可能にするような何らかの産業革命でも起こらない限り、それを原因とする、地方の衰退を押し止めることは、困難だろうと思います。

【追記】
この記事より一年前に、同じような認識を記している方がいました。
なぜ地方は衰退するのかーうみうまカルトラーレ

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